toruno

リコー発のAI文字起こし&議事録作成サービス。会議の音声・テキスト・画面をまるごと記録

3.8
/ 5.0
公式サイトを見る

料金モデル

フリーミアム

日本語対応

完全対応

開発元

リコー(RICOH) (JP)

プラットフォーム

モバイル, デスクトップ

評価スコア

総合評価
3.8
使いやすさ
4.2
機能の充実度
3.8
コストパフォーマンス
3.7
サポート
3.5
torunoの画面
出典:toruno.biz
主な利用シーンの説明イラスト。主な利用シーンの1つは会議の文字起こし・録音です。利用いただける会議スタイルは、Web会議、対面会議、それらを組み合わせたハイブリッド会議です。文字起こしに加え、録音と画面キャプチャで会議を記録します。
出典:toruno.biz
主な利用シーンの説明イラスト。もう1つの利用シーンは音声や動画ファイルの文字起こしです。ICレコーダーで録音した音声ファイルや、スマートフォンアプリで録音・録画したファイルをtorunoにアップロードすることで文字起こしすることができます。
出典:toruno.biz

💡 torunoとは

toruno(トルノ)は、株式会社リコーが開発・提供するクラウド型の会議記録サービスです。「会議まるごと記録サービス」というコンセプトのもと、会議中の音声をリアルタイムにテキスト化するだけでなく、音声録音と画面キャプチャを同時に保存するという、他のツールにはないユニークなアプローチを採用しています。

日本を代表するプリンター・複合機メーカーとして知られるリコーが、そのドキュメントマネジメントのノウハウを活かして開発したサービスであり、日本語の音声認識精度の高さと、日本のビジネス慣習に即した機能設計が大きな特長です。2021年のサービス開始以来、継続的な機能アップデートが行われており、2024年12月にはスマホブラウザ版(ベータ)のリリース、2025年3月にはiPhoneアプリのリリース、2025年7月にはAI要約機能付きプランの提供開始と、進化を続けています。

torunoの最大の強みは、文字起こしだけに留まらない「会議まるごと記録」というコンセプトです。テキスト・音声・画面の3つの情報を同期して記録するため、あとから会議を振り返る際に、「何が話されたか」「そのとき何が映っていたか」「実際の音声はどうだったか」を一元的に確認できます。これは議事録作成の精度を飛躍的に高めるだけでなく、会議に参加できなかったメンバーへの情報共有にも極めて有効です。

⚙️ 主要機能の詳細

主要機能の詳細

torunoは多彩な機能を備えており、会議の記録から議事録作成までのワークフロー全体をカバーします。

リアルタイム文字起こし機能

torunoの中核となる機能がリアルタイム文字起こしです。会議中の発言をAIがリアルタイムにテキスト化し、発言内容を即座に確認できます。日本語に特化した音声認識エンジンを搭載しており、ビジネスシーンで頻出する専門用語や固有名詞にも高い精度で対応します。会議の進行に合わせてテキストが順次表示されるため、聞き漏らしがあっても即座に確認でき、会議への集中度を維持しながら記録を残すことができます。

音声録音機能

文字起こしと同時に、会議の音声を高品質で録音します。文字起こしの結果だけでは正確なニュアンスが伝わらない場合や、文字起こし精度に不安がある箇所を、あとから音声で確認できます。テキストと音声が時間軸で同期されているため、気になる箇所をクリックするだけで該当する音声を再生できる点が非常に便利です。

画面キャプチャ機能

torunoの独自機能として、会議中の画面を自動的にキャプチャする機能があります。Web会議で共有されたプレゼンテーション資料やドキュメントを、テキストや音声と一緒に時系列で保存します。議事録を作成する際、「このとき何のスライドを見ながら議論していたか」がひと目で分かるため、コンテキストの正確な把握に役立ちます。

話者識別機能(話者分離機能)

会議中の発言者をAIが自動的に識別し、Speaker1、Speaker2、Speaker3のようにラベル付けします。事前の声の登録や設定は一切不要で、文字起こしをしながら自動的に発話者を分離します。識別結果は後から実際の発話者名に変更することも可能で、「誰が何を言ったか」を明確にした議事録の作成に大いに役立ちます。多人数の会議であっても、発言者ごとに色分けされた見やすいテキストで確認できます。

ユーザー辞書機能(単語登録機能)

業界特有の専門用語や社内固有の名称など、一般的な音声認識では正しく変換されにくい言葉を辞書に登録する機能です。「よみ」と「表記」のペアを登録することで、文字起こしの精度を向上させることができます。ビジネスプランではテナント辞書とユーザー辞書の両方が利用でき、チーム全体で辞書を共有することが可能です。

AI要約機能(AI要約プラン限定)

2025年7月に提供開始されたAI要約機能は、文字起こし結果から生成AIが自動的に議事録や要約を作成する機能です。Microsoft Azure OpenAI GPT-4oを採用しており、高品質な要約を生成します。「議事録」「要約」「日報・営業メモ」などの目的別プロンプトテンプレートが用意されており、用途に応じた出力形式を選択できます。生成された要約は議事録エディタで編集でき、テキストファイルとしてダウンロードやクリップボードへのコピーも可能です。なお、お客様のデータはAIの学習データとして利用されないため、セキュリティ面でも安心して利用できます。

Web会議ツール連携

Microsoft Teams、Zoom、Google Meet、WebExといった主要なWeb会議ツールとシームレスに連携します。面倒なAPI接続やプラグインのインストールは不要で、torunoのデスクトップアプリからワンクリックで記録を開始できます。各Web会議ツールの音声をPC内部でキャプチャするため、安定した品質で文字起こしが行えます。

セキュリティ機能

ビジネスプランでは、IPアドレス制限によるアクセス制御、通信・保存時のデータ暗号化、アクセス権限設定、操作ログの記録など、企業利用に耐えうるセキュリティ機能が実装されています。文字起こし結果や要約結果に対して、閲覧・編集の権限設定も可能で、機密性の高い会議内容も安全に管理できます。

録音データアップロード機能

既存の音声ファイルや動画ファイルをアップロードして文字起こしする機能も搭載されています。過去の会議録音やインタビュー音声、YouTube動画など、さまざまな音声・動画コンテンツの文字起こしに活用できます。この機能はMacのブラウザからも利用可能です。

💰 料金プラン

料金プラン

torunoは大きく「パーソナルプラン(個人向け)」と「ビジネスプラン(法人向け)」の2つの料金体系を持ち、ビジネスプランにはさらに「AI要約プラン」が用意されています。

パーソナルプラン(個人向け)

初めて利用する方は、3時間分の無料トライアルが提供されます。文字起こし機能や音声録音機能を実際に試してから、有料プランに移行するかどうかを判断できます。有料プランの月額料金は1,650円(税込)で、毎月10時間まで会議を記録できます。10時間を超過した場合は、1分あたり2.2円の従量課金が発生します。個人の打ち合わせや少人数のミーティングを記録する程度であれば、十分なボリュームと言えるでしょう。

ビジネスプラン(法人向け)

法人向けのビジネスプランは、利用時間に応じて複数のプランが用意されています。月30時間プランは月額27,000円(税別)で、超過分は1時間あたり900円の従量課金です。データ保存容量は75GBが提供されます。月100時間プランは月額85,500円(税別)で、超過分は1時間あたり855円の従量課金、データ保存容量は250GBです。1時間あたりの単価に換算すると約300円~900円となり、人手による議事録作成の工数を考えれば非常にコストパフォーマンスの高い価格設定です。

ビジネス AI要約プラン(法人向け)

2025年7月に提供開始された最上位プランです。基本料金はビジネスプランと同額で、AI要約機能が追加されています。月30時間プランは月額27,000円(税別)、月100時間プランは月額85,500円(税別)です。生成AIによる要約機能が利用でき、議事録や日報の自動作成が可能になります。Azure OpenAI GPT-4oを採用しており、高品質な要約生成と高いセキュリティを両立しています。

🌏 日本語対応度

torunoは日本のリコーが開発したサービスであるため、日本語対応は完璧です。UIはすべて日本語で表示され、ヘルプセンターやサポートもすべて日本語で対応しています。

日本語の音声認識精度は業界トップクラスであり、ビジネスシーンで使われる敬語や丁寧語、専門用語にも高い精度で対応します。さらに、ユーザー辞書機能を活用することで、社内固有の用語や人名などの認識精度を向上させることができます。

日本語話者間の会議に特化した話者識別機能も搭載されており、日本語特有のイントネーションや話し方のパターンに対応しています。AI要約機能も日本語での出力に対応しており、自然な日本語の議事録を自動生成できます。

マニュアル、FAQ、チュートリアルなどのドキュメントもすべて日本語で提供されており、導入から活用まで日本語だけで完結できます。日本企業にとって、言語の壁を一切感じることなく利用できるサービスと言えます。

メリット・デメリット

メリット

1. 会議をまるごと記録できる唯一無二のアプローチ: テキスト・音声・画面を同時に記録する「三位一体」の記録方式は、torunoの最大の差別化ポイントです。他のツールが文字起こし単体の機能にとどまる中、会議の全体像を丸ごと保存できるのは大きなアドバンテージです。

2. 日本語の文字起こし精度が高い: リコーが日本語に特化して開発しているため、日本語の音声認識精度は非常に高いです。敬語や専門用語、固有名詞にも対応し、辞書登録によってさらに精度を向上させることができます。

3. 設定不要でワンクリック起動: Web会議ツールとの連携にAPIやプラグインの設定が不要で、デスクトップアプリからワンクリックで記録を開始できます。ITリテラシーに自信がないユーザーでも迷わず使えるシンプルさは高く評価できます。

4. 大企業品質のセキュリティ: リコーという大手企業が提供するサービスであるため、IPアドレス制限、データ暗号化、アクセス権限設定、操作ログ記録など、エンタープライズグレードのセキュリティが実装されています。

5. AI要約による議事録自動作成: Azure OpenAI GPT-4oを活用したAI要約機能により、議事録や要約を自動生成できます。データがAI学習に使われない点も企業利用において安心材料です。

6. コストパフォーマンスの高さ: ビジネスプランの1時間あたり約300円~900円という価格は、人手による議事録作成の工数を考えれば非常にリーズナブルです。パーソナルプランの月額1,650円も個人利用としては手頃な価格設定です。

デメリット

1. デスクトップアプリはWindows専用: リアルタイム文字起こし機能を搭載したデスクトップアプリはWindows版のみで、Mac版は提供されていません。Macユーザーは録音データのアップロードによる文字起こしのみ利用可能で、リアルタイムの文字起こしはできません。Mac中心の職場環境では導入が難しい場合があります。

2. 出力形式が限定的: 文字起こし結果のエクスポート形式がCSVに限られている点は改善の余地があります。Wordやテキスト形式での直接出力に対応していないため、他のフォーマットで議事録を提出する場合は加工が必要です(ただしAI要約プランではテキストダウンロードが可能)。

3. 対応言語が日本語中心: 日本語に特化しているため、英語や他の言語の文字起こし精度は他の多言語対応ツールと比較すると見劣りする可能性があります。グローバルチームでの利用には向いていません。

4. オフライン利用不可: クラウドサービスであるため、インターネット接続が必須です。ネットワーク環境が不安定な場所での対面会議の記録には注意が必要です。

5. iPhoneアプリは録音専用: 2025年3月にリリースされたiPhoneアプリは、リアルタイム文字起こし機能を搭載しておらず、録音専用のアプリとなっています。録音後にクラウドへアップロードして文字起こしする方式のため、リアルタイム性は期待できません。

🎯 向いている人・向いていない人

向いている人

  • 議事録作成を効率化したい日本企業の社員: 日本語の会議記録に特化しており、議事録作成の工数を大幅に削減できます。特に週に複数回の会議がある方にとって、時間の節約効果は大きいでしょう。
  • Web会議が多いリモートワーカー: Teams、Zoom、Google Meet、WebExに対応しているため、日常的にWeb会議を行うリモートワーカーに最適です。会議の内容をあとから振り返る際に、テキスト・音声・画面を一元的に確認できるのは非常に便利です。
  • セキュリティを重視する企業: リコーが提供するサービスであるため、大手企業が求めるセキュリティ基準を満たしています。IPアドレス制限やアクセス権限設定など、企業のセキュリティポリシーに準拠した運用が可能です。
  • ITに詳しくない社員が多い組織: 設定不要でワンクリック起動できるシンプルな操作性は、ITリテラシーに差がある組織での導入に向いています。特別なトレーニングなしに全社的な展開が可能です。
  • ライター・記者など取材を行う方: 取材やインタビューの音声をtorunoで記録し、文字起こしデータを原稿作成のベースにすることができます。iPhoneアプリの対面録音機能も活用できます。

向いていない人

  • Macをメインで使用しているユーザー: デスクトップアプリがWindows専用であるため、Mac環境ではリアルタイム文字起こしが利用できません。Mac中心の職場では他のツールを検討した方が良いでしょう。
  • グローバルチームで多言語の会議を行う方: 日本語に特化したサービスであるため、英語やその他の言語が混在する会議には適していません。多言語対応が必要な場合はOtter.aiやFireflies.aiなどの選択肢があります。
  • 無料で議事録ツールを使いたい方: 無料トライアルは3時間分のみで、継続利用には有料プランへの加入が必要です。完全無料のツールを探している場合は、他の選択肢を検討してください。
  • WordやPDFなど多様な形式で議事録を出力したい方: 出力形式が限定的であるため、複数のフォーマットでの議事録出力が必要な業務には不向きです。

🚀 始め方・活用のコツ

始め方

1. 公式サイトでアカウント作成: toruno.biz にアクセスし、メールアドレスでアカウントを作成します。パーソナルプランであれば、3時間分の無料トライアルがすぐに利用可能です。

2. デスクトップアプリのインストール: Windows PCにtorunoの記録アプリをダウンロード・インストールします。インストール後、デスクトップにショートカットアイコンが作成されます。

3. 初回の会議記録を開始: Web会議を開始し、torunoの記録アプリから「記録開始」ボタンをクリックするだけで、文字起こし・録音・画面キャプチャが同時に開始されます。

4. 記録結果の確認: 会議終了後、torunoのWebブラウザ上で記録結果を確認します。テキスト、音声、画面キャプチャが時系列で並んでおり、クリックするだけで該当箇所を再生できます。

5. ビジネスプランの検討: 個人利用で効果を実感したら、チームへの展開を見据えてビジネスプランへのアップグレードを検討しましょう。管理者機能やセキュリティ機能が強化されます。

活用のコツ

  • ユーザー辞書を積極的に活用する: 社内固有の用語、プロジェクト名、人名などを辞書に登録することで、文字起こし精度が格段に向上します。特に専門性の高い業界では、辞書登録の有無で使い勝手が大きく変わります。
  • 画面キャプチャを議事録の補足資料として活用する: テキストだけでは伝わりにくい議論内容も、「このスライドを見ながら議論していた」という情報が加わることで格段に分かりやすくなります。
  • 話者識別結果を会議後すぐに修正する: 話者識別はSpeaker1、Speaker2のように自動ラベルされますが、会議直後に実際の発話者名に修正しておくことで、後の議事録作成がスムーズになります。
  • AI要約のプロンプトテンプレートを使い分ける: AI要約プランでは「議事録」「要約」「日報・営業メモ」などのテンプレートが用意されています。会議の性質に応じて適切なテンプレートを選択することで、より目的に合った出力を得られます。
  • 対面会議ではiPhoneアプリを活用する: 対面会議の場合、iPhoneアプリで録音し、後からアップロードして文字起こしする方法が便利です。外出先での打ち合わせや商談にも対応できます。
  • チーム共有機能で情報を一元管理する: ビジネスプランでは、記録結果をチームメンバーと共有できます。会議に参加できなかったメンバーへの情報共有ツールとしても活用しましょう。

📊 総合評価

toruno(トルノ)は、日本企業の会議記録・議事録作成に特化した、非常に完成度の高いクラウドサービスです。リコーという日本を代表する大手企業が開発・運営しているだけあり、日本語の音声認識精度、セキュリティ、UIの使いやすさのいずれも高い水準にあります。

最大の強みは「会議まるごと記録」というコンセプトに基づく、テキスト・音声・画面の三位一体記録です。文字起こし単体のツールは数多く存在しますが、画面キャプチャまで含めて時系列で同期記録するアプローチは、torunoならではの差別化ポイントであり、実際の議事録作成において非常に実用的です。

2025年7月に追加されたAI要約機能により、文字起こしから議事録作成までの一気通貫のワークフローが完成しました。Azure OpenAI GPT-4oの採用により要約品質も高く、データがAI学習に使われない点は企業利用において重要な安心材料です。

一方で、デスクトップアプリがWindows専用である点、出力形式が限定的である点、多言語対応が弱い点は明確な課題です。特にMacユーザーにとっては利用の幅が制限されるため、導入前にチームのPC環境を確認する必要があります。

料金面では、パーソナルプランの月額1,650円、ビジネスプランの1時間あたり約300円~900円という価格設定は、議事録作成にかかる人的コストと比較すれば十分にリーズナブルです。3時間の無料トライアルも用意されているため、まずは試してみることをおすすめします。

総合的に見て、torunoは日本語の会議を頻繁に行い、議事録作成の効率化を求める日本企業にとって、最もフィットするツールの一つです。Windows環境を中心とした日本企業のオフィス環境との親和性が高く、導入から運用までのハードルが非常に低い点も高く評価できます。大手メーカーのリコーが継続的に開発・サポートしている安心感も加味すると、長期的に利用できる信頼性の高い選択肢と言えるでしょう。

torunoは2021年のサービス開始以来、着実にユーザー基盤を拡大しており、リコーの法人チャネルを通じた導入実績も増えています。日本国内の議事録作成ツール市場において、確固たるポジションを築きつつあるサービスです。今後のMac対応やさらなるAI機能の拡充にも期待が持てます。

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