Fireflies.ai

AIが会議を自動記録・文字起こし・要約し、組織の知識資産として活用可能にする会議アシスタント

4.2
/ 5.0
公式サイトを見る

料金モデル

フリーミアム

日本語対応

一部対応

開発元

Fireflies.ai Inc. (US)

プラットフォーム

モバイル, ブラウザ拡張, デスクトップ, API

評価スコア

総合評価
4.2
使いやすさ
4.0
機能の充実度
4.5
コストパフォーマンス
3.8
サポート
4.0

💡 Fireflies.aiとは

Fireflies.aiとは

Fireflies.aiは、2016年にKrish Ramineni(CEO)とSam Udotong(CTO)によって設立されたAI搭載の会議アシスタントプラットフォームです。ペンシルベニア大学とMITで出会った2人が共同創業し、Khosla VenturesやCanaan Partnersから累計1,900万ドルの資金を調達。2025年6月には10億ドル(ユニコーン)の評価額を達成しました。現在、2,000万人以上のユーザーが50万以上の組織で利用しており、Fortune 500企業の75%がFireflies.aiを導入しています。

Fireflies.aiの核心的な価値は「会議の知識を組織の資産に変える」ことにあります。Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexなどの主要なオンライン会議ツールと連携し、会議を自動的に録音・文字起こしするだけでなく、AIが要約・アクションアイテム・インサイトを抽出します。69以上の言語に対応し、話者識別、感情分析、トピック追跡、トークパターン分析などの高度な会議インテリジェンス機能を提供。さらに2025年にはPerplexity AIと連携した「Talk to Fireflies」機能や200以上のAIアプリスイートをリリースし、会議の前・中・後のすべてのフェーズをAIがサポートするプラットフォームへと進化を続けています。

本社はアメリカ・カリフォルニア州プレザントンに所在し、グローバルにサービスを展開しています。創業初期には共同創業者自らが「Fred」として会議に参加してノートを取っていたという逸話がある通り、ユーザー体験への徹底したこだわりが製品の根幹にあります。

⚙️ 主要機能の詳細

主要機能の詳細

自動録音と文字起こし

Fireflies.aiの中核機能は、オンライン会議への自動参加と録音・文字起こしです。カレンダーを接続すると、スケジュールされた会議にAIノートテイカー(Fredと呼ばれるボット)が自動的に参加し、録音とリアルタイム文字起こしを行います。話者識別機能により、誰がいつ何を言ったかが明確に記録されます。文字起こしの精度は理想的な条件(良好な音質、明瞭な発話)で90〜95%とされており、英語においては業界トップクラスの認識精度を誇ります。タイムスタンプ付きのトランスクリプトが生成されるため、会議の特定の箇所に素早くアクセスすることも可能です。対応する会議プラットフォームはZoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webex、Dialpad、RingCentral、GoToMeetingなど多岐にわたります。

AI要約とアクションアイテム抽出

会議終了後に自動生成されるAI要約は、Fireflies.aiの真骨頂です。キーポイント、決定事項、アクションアイテム、質問を構造的に整理し、議事録の手動作成を完全に不要にします。要約のフォーマットはカスタマイズ可能で、チームの業務フローに合わせた出力を設定できます。会議に参加できなかったメンバーも、数分で会議の要点を把握できるようになります。

Talk to Fireflies(会議中AIチャット)

2025〜2026年に追加された革新的な新機能です。Perplexity AIと連携し、会議中にAIアシスタントに質問するとリアルタイムでウェブ検索を行い、関連情報を提供します。競合他社の情報を即座に調べたり、議論中のデータを事実確認したりと、ChatGPTのような体験を会議の文脈で実現します。会議中にリアルタイムでAIアシスタントと対話できる機能は、会議アシスタントツールとしては業界初の試みです。

リアルタイム箇条書きノート

会議終了を待たず、会議中にリアルタイムでキーポイント、アクションアイテム、質問が箇条書きで生成される機能です。参加者は会議中に生成されるノートを確認しながら議論を進められるため、重要なポイントの見落としを防げます。

AskFred(AI検索アシスタント)

GPTベースのAIアシスタント「AskFred」は、過去のすべての会議記録を横断的にAI検索できる機能です。「先月のクライアントAとの商談で価格について何を合意したか」「第3四半期の戦略会議で決定された優先事項は何か」のような自然言語の質問に対して、関連する会議記録から正確な回答を生成します。さらに、会議内容を元にしたSNS投稿、フォローアップメール、ブログ記事の作成にも対応しています。

会議インテリジェンス(Conversation Intelligence)

話者ごとの発言割合、感情分析、質問の数、モノローグの長さ、トピックの追跡などのメトリクスを可視化します。営業チームのコール分析、マネージャーによる1on1の質の改善、チーム全体のコミュニケーションパターンの把握などに活用できます。データに基づいた会議の質の改善が可能になります。キーワードトラッカーを設定すれば、特定の製品名や競合名が会議中に言及された回数を自動追跡することも可能です。

200以上のAIアプリスイート

2025年に導入された200以上のAI搭載ミニアプリにより、CRMデータのログ記録、フォローアップメール生成、コンテンツカレンダー作成、採用パフォーマンス追跡など、会議データを起点とした多彩な業務自動化が可能です。会議の受動的な記録を、能動的なビジネスインテリジェンスに変換するプラットフォームとしての進化を象徴する機能です。

Chrome拡張機能

2025年にGoogleのFavorite Chrome Extensionに選出されたFirefliesのChrome拡張機能は、ボットを会議に参加させることなく、バックグラウンドで録音・文字起こし・要約を行えます。ボットの参加通知が表示されないため、相手に録音を意識させずに利用できる点が特徴です。

モバイルアプリと対面会議の録音

Fireflies.aiはiOSおよびAndroid向けのモバイルアプリを提供しています。モバイルアプリの最大の特徴は、対面(オフライン)会議の録音に対応していることです。スマートフォンのマイクを使って対面でのミーティングや商談を録音し、オンライン会議と同様にAIによる文字起こし・要約・分析が自動的に行われます。外出先での打ち合わせや、会議室でのオフラインミーティングなど、オンライン会議ツールを使わない場面でも会議記録を残せるため、あらゆる会議形態をカバーできます。

豊富な外部ツール連携

Slack、Salesforce、HubSpot、Google Drive、Notion、Asana、Jira、Trelloなど主要なビジネスツールとネイティブ連携しています。さらにZapierを経由すれば6,000以上のサービスとの接続が可能です。GraphQLベースのAPIも提供されており、カスタム連携の構築にも対応しています。会議要約のSlack自動投稿、アクションアイテムのタスク管理ツール自動登録、CRMへの商談記録自動同期など、会議データを組織全体のワークフローに統合できます。

💰 料金プラン

料金プラン

Free(無料プラン)

月額0ドル。無制限の文字起こしと基本的なAI要約に対応しますが、ストレージは800分に制限されます。AIクレジットは月20回まで。チームでの利用にはストレージがプール方式で共有されます(3人チームなら800分×3=2,400分)。週1〜2回の会議を行う個人ユーザーには十分ですが、統合機能やチーム機能は制限されており、継続的なAI要約が必要な場合はすぐに上限に達します。

Pro(プロプラン)

年間契約で月額10ドル/ユーザー、月次契約で月額18ドル/ユーザー。無制限の文字起こし、8,000分のストレージ、高度な検索機能、カスタム語彙登録、一括エクスポート、無制限の統合機能、20 AIクレジットが含まれます。個人または小規模チームでの本格的な利用に適しています。ストレージもチーム内でプール方式で共有されるため、メンバーが増えるほど全体のストレージ容量も増加します。

Business(ビジネスプラン)

年間契約で月額19ドル/ユーザー、月次契約で月額29ドル/ユーザー。無制限ストレージ、管理者機能、利用分析、CRM連携、30 AIクレジット、会議インテリジェンス機能のフルアクセスが含まれます。成長中のチームや組織的な導入に最適です。

Enterprise(エンタープライズプラン)

年間契約で月額39ドル/ユーザー。SSO(シングルサインオン)、HIPAA・GDPR準拠、監査ログ、ルールエンジン、APIアクセス、プライベートストレージ、50以上のAIクレジット、専任アカウントマネージャーが提供されます。SOC 2 Type II認証を取得しており、高度なセキュリティ要件を持つ大規模組織向けです。

注意すべき隠れたコスト: AIクレジットは有料プランでも上限があり、AskFredや高度なAI要約にはクレジット消費が発生します。追加AIクレジットパックは5ドル〜600ドルの範囲で別途購入が必要です。ヘビーユーザーは想定外の追加費用が発生する可能性があるため、事前にクレジット消費量を見積もっておくことを推奨します。

🌏 日本語対応度

Fireflies.aiは69以上の言語の文字起こしに対応しており、日本語もサポート対象に含まれています。ただし、日本語対応には以下の注意点があります。

UIは英語のみ: ダッシュボード、設定画面、ヘルプドキュメントなどのインターフェースはすべて英語です。日本語UIは提供されていません。

文字起こし精度: 英語では90〜95%の認識精度を実現していますが、日本語の認識精度はそれより低い傾向にあります。特に専門用語、固有名詞、早口の発話、複数話者の同時発言時には誤認識が増加します。日本語ユーザーからのレビューでも「日本語の認識精度は現時点では高くなく、補助的なツールとして使うのが現実的」という評価が見られます。

AI要約: 日本語での文字起こし結果に対するAI要約も可能ですが、文字起こしの精度が英語に比べて低い分、要約の品質にも影響が出ます。

言語の事前選択が必要: マルチ言語モード(ベータ)が提供されていますが、基本的には会議前に主要言語を選択する必要があります。日英混在の会議では、完全な自動言語検出は期待できません。

日本語中心の環境では、NottaやAI GIJIROKUなど日本語に特化したツールの方が精度面で優れている場合があります。Fireflies.aiは、英語中心だが日本語も時々使うというグローバルチームでの利用に向いています。

メリット・デメリット

メリット

1. 会議中のリアルタイムAI支援が業界随一: Talk to Fireflies機能により、会議中にPerplexity AIを通じたウェブ検索やAI対話が可能。他ツールに先行した革新的な体験を提供します。

2. 圧倒的なインテグレーション数: Slack、Salesforce、HubSpotなどの主要ツールとのネイティブ連携に加え、Zapier経由で6,000以上のサービスと接続。会議データを組織全体のワークフローに統合できます。

3. 会議インテリジェンス分析が充実: 話者分析、感情分析、トピック追跡などの高度な会議分析により、データに基づいた会議の質の改善が可能です。

4. Chrome拡張機能がボットレスで動作: ボットを参加させずにバックグラウンドで録音・文字起こしが可能。2025年にはGoogleのFavorite Chrome Extensionに選出されました。

5. AskFredによる組織知識の横断検索: 過去の全会議記録をAIで横断検索でき、「あの商談で何を合意したか」のような質問に即座に回答。組織の知識資産としての活用を実現します。

6. スケーラビリティと実績: 2,000万ユーザー・50万組織での利用実績、ユニコーン評価額の達成により、プラットフォームの安定性と継続性が担保されています。

デメリット

1. AIクレジット制度の不透明さ: 有料プランでもAIクレジットに上限があり、追加購入が必要になるケースが多い。クレジット消費の仕組みが複雑で、実際のコストが見えにくいです。

2. 日本語の文字起こし精度に課題: 英語90〜95%に対し、日本語の認識精度は著しく劣ります。日本語中心の環境では実用性に限界があります。

3. UIがやや煩雑: ダッシュボードのUIが洗練されておらず、重要なインサイトやノートを素早く見つけにくいというレビューが複数あります。

4. 無料プランの制限が複雑: 800分のストレージ上限とAIクレジット20回の制限は、アカウント作成方法によって異なる場合があり、透明性に欠けます。

5. 自動言語検出の未対応: 会議前に言語を事前選択する必要があり、多言語が混在する会議では対応が難しいです。

🎯 向いている人・向いていない人

向いている人

  • 英語のオンライン会議が頻繁にあるグローバルチームやリモートワーク環境の組織
  • Salesforce、HubSpotなどのCRMと会議記録を連携させ、データ入力を自動化したい営業チーム
  • 会議の質をデータに基づいて定量的に改善したいマネージャーやチームリーダー
  • 過去の会議知識を組織のナレッジベースとして蓄積・活用したい企業の経営企画部門
  • Zoom、Google Meet、Teamsを日常的に使用しており、議事録作成の工数を大幅に削減したいチーム
  • 200以上のAIアプリを活用して、会議データからの業務自動化を推進したいDX推進担当者
  • 対面とオンラインの両方の会議を記録・分析したいハイブリッドワーク環境のチーム

向いていない人

  • 日本語の会議が中心で、高い文字起こし精度を求める組織(NottaやAI GIJIROKUの方が適切)
  • AIクレジットの制限を気にせず無制限に高度なAI機能を使いたいヘビーユーザー
  • 機密性の極めて高い会議で、クラウドベースの外部AIサービスの利用が社内規定で禁止されている環境
  • 会議が少なく(週1回未満)、月額費用に対して費用対効果が見合わない小規模チームや個人
  • 英語UIに抵抗があり、すべての操作画面が日本語であることが必須な利用者

🚀 始め方・活用のコツ

始め方ステップバイステップ

1. fireflies.aiにアクセスし、GoogleアカウントまたはMicrosoftアカウントで無料登録します。

2. Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsとの連携を設定します。カレンダー接続により、今後の会議への自動参加が有効化されます。

3. 最初のテスト会議を実施し、自動生成された文字起こし・要約の品質を確認します。

4. カスタム語彙に社内用語、製品名、クライアント名を登録して認識精度を向上させます。

5. Slack連携を設定し、会議要約の自動投稿先チャンネルを指定します。

6. AskFredで過去の会議内容を自然言語で検索してみて、ナレッジ検索の実用性を体験します。

7. チームの利用頻度と必要な機能に応じて、ProまたはBusinessプランへのアップグレードを検討します。

活用のコツ

  • カスタム語彙の充実化が鍵: 社内用語、プロジェクト名、人名などを積極的に登録し、認識精度を継続的に向上させましょう。
  • チャンネル(トピック別フォルダ)の活用: プロジェクト別、クライアント別にチャンネルを作成し、会議記録を整理することで、後からの検索性が大幅に向上します。
  • AIクレジットの戦略的な配分: 重要な商談やクライアント会議にはAskFredを活用し、日常の社内ミーティングは基本要約のみで運用することで、クレジットを効率的に消費できます。
  • Chrome拡張機能の使い分け: ボットの参加を避けたい外部ミーティングではChrome拡張機能を使い、社内会議では通常のボット参加を使うなど、場面に応じた使い分けが効果的です。
  • 会議インテリジェンスの月次レビュー: 話者分析やトークタイムのデータを月次で振り返り、特定メンバーの発言機会の偏りや会議時間の長時間化などの課題を早期に発見しましょう。
  • CRM連携の自動化: Salesforce・HubSpotとの連携を設定し、商談会議の記録をCRMに自動同期させることで、営業チームのデータ入力工数を大幅に削減できます。
  • モバイルアプリの活用: 対面での打ち合わせや外出先でのミーティングにはモバイルアプリを活用し、オフラインの会議も漏れなく記録しましょう。

📊 総合評価

Fireflies.aiは、AI会議アシスタントの分野において最も包括的な機能セットを提供するプラットフォームの一つです。G2で4.8/5.0の高評価を獲得し、Fortune 500企業の75%が採用している実績は、その信頼性と実用性を物語っています。セキュリティ面でもSOC 2 Type II、GDPR、HIPAA準拠を達成しており、企業利用に求められるコンプライアンス基準を満たしています。Enterpriseプランでは、SSOやプライベートストレージ、監査ログなどの高度なセキュリティ機能が提供され、金融・医療・法律などの規制産業での導入にも対応可能です。

特筆すべきは、単なる録音・文字起こしツールにとどまらず、Talk to Firefliesによる会議中のリアルタイムAI支援、AskFredによるナレッジ検索、200以上のAIアプリによる業務自動化まで、会議データを起点とした統合的なビジネスインテリジェンスプラットフォームへと進化している点です。2025年のユニコーン達成は、この方向性が市場に支持されている証左といえます。

一方で、AIクレジット制度の不透明さは見過ごせない課題です。表面上の月額以上に、追加クレジット購入費用がかさむ可能性があり、導入前にクレジット消費量の見積もりを行うことが重要です。UIの改善余地もユーザーレビューで頻繁に指摘されるポイントです。

日本語環境での利用については、文字起こし精度が英語に比べて低く、UIも英語のみであるため、日本語会議が中心の組織には現時点では最適な選択肢とは言えません。英語会議が主体のグローバルチームや、英語圏の顧客との商談が多い営業チームにこそ、Fireflies.aiの真価が発揮されます。

総合的に見て、英語中心の会議環境において、会議のインテリジェンス化と組織ナレッジの資産化を目指す組織には非常に有力な選択肢です。無料プランから試用可能なので、まずは実際の会議で文字起こしと要約の品質を確認し、自チームの業務フローとの適合性を判断することをお勧めします。

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